美容医療のカウンセリングだけ、受けてみた
美容医療には、ずっと興味があった。でも、踏み込めなかった。
シミ、毛穴、たるみ。年々気になるところは増えていく。SNSで「美容医療で変わった」という投稿を見るたびに、心が動く。でも、怖い。高そうだし、痛そうだし、「そこまでする?」という自分の中の声もある。「私には縁のない世界」だと、勝手に線を引いていた。
ある日、思いきって、無料カウンセリングだけ予約してみた。施術を受けるとは決めていない。ただ、話を聞いてみたかった。
クリニックで、自分の肌の悩みを話して、どんな選択肢があるのかを聞いた。意外と、押し売りもされなかった。「今のあなたなら、まずこれくらいから」と、現実的な提案をしてくれた。
施術は、その日は受けなかった。でも、帰り道、なんだかすっきりしていた。「やる・やらない」を、自分で選べる位置に、立てた気がした。
「知らない」が、選択肢を奪っている
美容医療に限らず、私たちは「知らないこと」を、最初から選択肢から外してしまう。
高そう。怖そう。私には縁がない。——実際に調べる前に、イメージだけで「自分には関係ない」と決めつける。そうやって、自分の選べる範囲を、どんどん狭めていく。
でも、それは本当に、あなたが選んだ「なし」だろうか。
違う。「知らないから、選べない」だけだ。中身を知らないまま、なんとなくのイメージで、扉を閉じている。それは、自分で選んだことにはならない。選択肢を持たないまま、「私には無理」と思い込んでいるだけだ。
カウンセリングを受けることは、施術を受けることとは違う。それは、「自分の選択肢を、ちゃんと知る」という行為だ。知った上で「やらない」を選ぶのと、知らないまま「できない」と思い込むのは、まったく別のことだ。
前者は、あなたが主導権を握っている。後者は、思い込みに主導権を奪われている。
「やる・やらない」を、自分で選べる位置に立つ
カウンセリングを受けて、すっきりした理由は、何だっただろうか。
それは、「自分には、選択肢がある」と知れたからだ。
シミが気になっても、これまでは「歳だから仕方ない」「私には縁がない」と諦めるしかなかった。でも、選択肢を知った今、あなたは「やる」も「やらない」も、自分で選べる位置に立っている。やらないなら、それは諦めじゃなく、自分で選んだ「やらない」だ。やるなら、それは流されたのではなく、自分で選んだ「やる」だ。
この「自分で選べる」という感覚こそが、自己満足の土台になる。
ここで大切なのは、美容医療を勧めているわけではない、ということだ。受けても、受けなくてもいい。高いお金を使う必要もない。大切なのは、自分の体に対して「どうしたいか」を、自分で選べる状態に立つこと。
選んだ結果が「何もしない」でも、それでいい。「歳だから仕方なく何もしない」のと、「選択肢を知った上で、今は何もしないと決める」のは、同じ「何もしない」でも、まったく違う。後者には、あなたの意思がある。
✦ ✦ ✦
ずっと気になっているのに、「私には縁がない」と扉を閉じているものはないだろうか。
美容医療でも、エステでも、何か新しいケアでもいい。
やるかどうかは決めなくていいから、まず「知ってみる」をしてみる。
無料カウンセリングを受けてみる。話を聞いてみる。調べてみる。それは、何かを始める約束じゃない。ただ、自分の選択肢を、自分の手に取り戻すための一歩だ。
知った上で「今はやらない」と決めるなら、それは立派な選択だ。知らないまま諦めていたのとは、まったく違う。
自分の体のことを、「歳だから」でも「私には縁がない」でもなく、自分で選べる。その位置に立てたとき、あなたは自分の人生の、小さな主導権を、一つ取り戻している。
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