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ビューティー STEP3

夏のワンピースを着ることにした理由

夏のワンピースを着ることにした理由

毎年、夏になるとワンピースを見る。

かわいいな、と思う。着てみたいな、と思う。でも手が伸びない。「私には似合わないから」と思って、棚に戻す。

今年も同じことをやった。でも今年は、最後に手が伸びた。

✦ ✦ ✦

「似合わない」と決めていたもの

「似合わない」と思っているものは、人によって違う。

ワンピース。

ミニスカート。

明るい色。

大きな柄。

ヒール。

派手なアクセサリー。

理由もそれぞれだ。

「体型が」

「年齢が」

「肌の色が」

「顔の系統が」

——誰かが作った「似合う条件」を内側に持っていて、自分がそこに当てはまらないと判断する。

でも一つ聞きたい。その「似合わない」という判断は、着てみた後に出た結論か。それとも、着る前から決まっていたか。

✦ ✦ ✦

「似合う」を決めているもの

ファッションを仕事にしている人たちが、よく言う言葉がある。

「似合う服は、着ている人が楽しそうに見える服だ」と。

体型や顔立ちの話じゃない。「私はこれが好きだ」「これを着ていると気持ちがいい」という感覚が、服を「その人のもの」にする。

街で「素敵だな」と思う人を見るとき、その人が「条件を満たしている」から素敵なわけじゃないことが多い。その人が自分の服を楽しんでいるから、素敵に見える。

「似合う」は、体型ではなく、纏う気持ちが決める。

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「好きだけど着ない」のコスト

「好きだけど、似合わないから着ない」を繰り返すと、何かが少しずつ削れていく。

「好き」という感覚を持ちながら、それを自分に許可しない。その積み重ねが、「私の好きは、叶えられないものだ」という感覚を育てていく。

ファッションは小さな話のようで、「自分に許可を出せるか」という問いと、直結している。

好きなものを纏うことは、「私はこれを選んでいい」という許可を、身体で練習することだ。

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着て、外に出る

今年のワンピースを買った。着た。鏡を見た。

最初は少し、落ち着かなかった。「やっぱり変かな」と思いそうになった。でもそのまま外に出た。

誰も何も言わなかった。誰も見ていなかった。ただ、風がスカートを揺らして、それが気持ちよかった。

「これでよかった」と思った。似合う・似合わないの話じゃなく、「私はこれを着たかった」という感覚を、叶えられた。


クローゼットに「好きだけど着ていない服」があるなら、今日それを着てみてほしい。似合うかどうかは、着た後に考えよう。

PRIELLE編集部

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PRIELLE 編集

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