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ライフスタイル STEP3

ベッドを整えるだけで一日が変わった

ベッドを整えるだけで一日が変わった

朝、ベッドの状態を見ないまま家を出ていた。

布団はめくれたまま。枕はずれたまま。シーツはよれたまま。帰ってきてそのまま倒れ込む。翌朝もそのまま起きて、また同じ状態で出ていく。

ベッドを整えるという発想自体がなかった。誰も見ないし。夜また崩すし。整える意味がわからなかった。

でもある朝、なんとなく布団を直してから家を出てみた。

帰ってきて、部屋のドアを開けた瞬間に、空気が違った。整ったベッドがそこにある。それだけで、部屋が少しだけきれいに見えた。

✦ ✦ ✦

ベッドを整えることの本当の意味は、部屋をきれいにすることではない。

朝一番に「一つできた」を自分に与えることだ。

起きて、顔を洗って、ベッドを整える。所要時間は1分もかからない。でもその1分で、今日の最初のタスクが完了する。小さな達成が一つ、手に入る。

この「小さな達成」が、思いのほか一日に影響する。

朝一番に「できた」を経験すると、次の「できた」のハードルが下がる。

朝食を作ろうかな。

洗い物を済ませておこうかな。

早めに家を出ようかな。

——一つの「できた」が次の行動を引き出す。

逆に、何もしないまま家を出ると、一日の最初のアクションが「出社」になる。それは自分のためではなく、義務としての行動だ。義務から始まる一日と、自分の選択から始まる一日では、自分に対する信頼感が違ってくる。

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もう一つ、意外な効果があった。

夜の自分へのプレゼントになる。

疲れて帰ってきたとき、ぐちゃぐちゃのベッドが迎えてくれるのと、整ったベッドが迎えてくれるのでは、気分がまったく違う。

整ったベッドを見た瞬間に思う。「朝の自分がやっておいてくれたんだ」と。

朝の自分が、夜の自分を気遣っている。その感覚が、地味にあたたかい。自分が自分を労っている。自分が自分のために動いている。

一人暮らしでも、自分と自分の間にこういう思いやりの循環が生まれる。

✦ ✦ ✦

完璧にする必要はない。ホテルのようにシーツをぴんと張る必要もない。

明日の朝、起きたあとに一つだけやってみてほしい。

布団をさっと直す。枕をまっすぐに置く。それだけでいい。30秒もかからない。

その30秒が、今日の最初の「できた」になる。

そして夜、帰ってきたときに整ったベッドを見て思うだろう。

「朝の私、ちゃんとやったな」

その小さな誇りが、自分を好きになる種の一つになる。

PRIELLE編集部

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PRIELLE 編集

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