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朝ごはんを食べるようになってから、自分のことがわかってきた

 朝ごはんを食べるようになってから、自分のことがわかってきた

朝ごはんを、長いこと食べていなかった。

時間がないから。食欲がないから。少しでも痩せたいから。理由はいろいろあったけれど、要するに、朝の自分の体に何かをあげる、という発想がなかった。コーヒーだけで家を出て、昼までずっと空腹で、午後になると頭がぼんやりして集中できない。それが当たり前だった。

あるとき、なんとなく、朝にヨーグルトとバナナを食べてみた。たいしたものじゃない。準備に5分もかからない。

でも、その日の午前中、頭がいつもより少しクリアだった。10時頃に襲ってくる、あの空腹のイライラがなかった。

それから、少しずつ朝ごはんを食べるようになった。そして気づいたのだ。今まで自分は、自分の体がどんな状態なのか、何も知らなかったということに。


体を放置していると、体の声は聞こえなくなる

ずっと朝ごはんを抜いていたとき、あなたは自分の体の状態を、どれくらい把握していただろうか。

おそらく、ほとんどわかっていなかった。お腹が空いているのか、疲れているのか、何が足りないのか。体からの信号を、ずっと無視し続けてきた。だから、信号そのものが、だんだん聞こえなくなっていた。

これは、体を粗末に扱うことの、いちばん静かな代償だ。放置された体は、文句を言わなくなる。お腹が空いても、疲れていても、不調があっても、「まあいいや」で済ませているうちに、体は声を上げることをやめてしまう。

朝ごはんを食べ始めると、その回路が、少しずつ復活する。「あ、今日はあんまりお腹が空いてないな」「今日はしっかり食べたい気分だ」。日によって違う体の状態に、気づけるようになる。

体の声が聞こえるということは、自分のコンディションがわかるということだ。そしてそれは、自分を大切にするための、いちばんの土台になる。


自分を知ることが、自分を好きになる入口

「自分のことがわからない」と感じたことはないだろうか。

何が好きで、何が嫌いで、どうしたいのか。自分のことなのに、よくわからない。だから、選ぶときにいつも迷うし、他人の基準に流されてしまう。

それは、心の問題のように思えるかもしれない。でも実は、その入口は、もっと身近なところにある。

毎朝、自分の体に何かをあげて、その反応を観察する。「今日は調子がいい」「今日はちょっと重い」。そうやって自分の体と対話していると、「自分を観察する」という習慣そのものが育っていく。

体の声が聞こえるようになると、次は心の声も、少しずつ聞こえるようになる。「今日は人に会いたくない気分だ」「これはやりたくない」「これはやってみたい」。体を観察する習慣が、自分全体を観察する力に育っていく。

自分を好きになる、の前に、自分を知るがある。そして自分を知る、のいちばん手前にあるのが、自分の体を気にかけることだ。朝ごはん一つから、その長い道のりが始まっている。


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明日の朝、ほんの少しでいいから、何かを口にしてみる。

ヨーグルト一つでも、バナナ一本でも、トースト一枚でもいい。

そして食べながら、自分の体に、軽く意識を向けてみる。「今日の私の体は、どんな感じ?」

調子がいいのか、疲れているのか。お腹が空いていたのか、そうでもなかったのか。正解はない。ただ、自分の体の状態に、気づこうとしてみる。

それを毎朝続けていくうちに、あなたは少しずつ、自分のことがわかるようになる。

自分の体の声を聞ける人は、自分を大切にできる人だ。明日の朝、あなたの体は、何を伝えてくるだろうか。

PRIELLE編集部

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