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有給を取ろうとして罪悪感が湧いた日

有給を取ろうとして罪悪感が湧いた日

カレンダーを見て、ここ休もうかな、と思った。

申請フォームを開いた。理由の欄を見た。「私用のため」と書きかけて、止まった。

迷惑かな、と思った。この日は忙しいかな、と思った。私だけ休んでいいのかな、と思った。

権利のはずなのに、なぜか後ろめたい。そういう日が、ある。

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有給は「もらうもの」じゃない

有給休暇は、法律で定められた権利だ。使っていい。申請理由を詳細に説明する必要も、誰かに許可を求める必要も、本来はない。

でも感情はそう動かない。

申請前に「この日は大丈夫かな」と確認する。取った後に「迷惑じゃなかったかな」と気になる。休んでいる間も「今ごろみんな忙しいかな」と頭をよぎる。

権利として知っていることと、許可として感じられることの間に、ずれがある。

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罪悪感の正体

有給を取ることへの罪悪感は、どこから来るのか。

一つは、「迷惑をかけてはいけない」という感覚だ。自分がいないことで誰かの負担が増えるかもしれない。それへの申し訳なさが、申請の手を止める。

でもこれは少し歪んでいる。有給を取ることは、業務上のリスク管理の範囲内だ。チームはその前提で動いている。あなたが休むことで誰かが困るとしたら、それは有給の問題ではなく、組織の設計の問題だ。

もう一つの、より深い理由がある。「自分のために時間を使うことへの、罪悪感」だ。

有給を「誰かのため」に使うなら取りやすい。家族の用事、体調不良、冠婚葬祭——理由があれば、申請しやすい。でも「特に何もないけど休みたい」は、なぜか難しい。

自分が休みたいというだけでは、理由として足りない気がする。そういう感覚が、どこかにある。

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「自分のため」が後ろめたくなるとき

自分のために何かをすることへの後ろめたさは、有給に限らない。

デパートでちょっといいものを買おうとして、「でもこの値段は…」と置く。マッサージの予約を入れようとして、「お金もったいないか」とやめる。仕事帰りに遠回りして好きな店に寄ろうとして、「早く帰った方がいいか」と直帰する。

全部、自分への投資をためらう動作だ。

この感覚の底にあるのは、「私がこれを受け取っていいか」という問いだ。有給も、いいクリームも、マッサージも、自分のために使う時間も——それを受け取るに値する存在かどうか、無意識に問い続けている。

自分の時間に許可を出せないことは、自己受容の不足のサインでもある。

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理由のない休みを、一度取る

次の有給、理由を作らずに取ってみてほしい。

「特に何もないけど休む」という選択を、一度だけしてみる。申請理由の欄には「私用のため」で十分だ。その「私用」は、「私が休みたいから」でいい。

休んだ一日、何をするかはあとで決めればいい。ただだらだら過ごしてもいい。好きなものを食べて、好きな時間に起きて、誰の役にも立たない一日を過ごす。

それで後ろめたさが湧いたとしても、そのままにしておいていい。後ろめたさを感じながらでも、休む。その経験が、「自分の時間に許可を出す」という感覚を、少しずつ育てる。

休むことは、怠けることじゃない。自分に許可を出す練習だ。


あなたが休んでいい理由を、誰かに説明する必要はない。「休みたいから休む」は、それだけで十分な理由だ。

PRIELLE編集部

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PRIELLE 編集

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