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恋愛 STEP3

「恋愛脳」になる自分が嫌だった

「恋愛脳」になる自分が嫌だった

好きな人ができると、世界の解像度が変わる。

仕事中も頭の片隅に彼がいる。

友達と話していても、心の半分は彼のことを考えている。

スマホの通知音が鳴るたびにドキッとする。

彼からじゃなかったときの、あの小さながっかり感。

「また恋愛脳になってる」

そう自覚するたびに、自分が嫌になる。

もっと自立していたい。

もっとクールでいたい。

恋愛に振り回されない、かっこいい女性でいたい。

なのに、好きな人ができるたびに同じことを繰り返す。

✦ ✦ ✦

「恋愛脳」を自分の性格や弱さだと思っている人は多い。「私は恋愛体質だから」「のめり込みやすいタイプだから」と、生まれつきの特性のように語る。

でも、恋愛脳は性格ではない。構造だ。

その構造とは、「自分の人生の中心が空いているとき、恋愛がそこに入り込む」というもの。

仕事に没頭している時期、夢中になれる趣味がある時期、自分のことを好きでいられる時期

——そういうときは、恋愛をしていても「恋愛脳」にはなりにくい。なぜなら、人生の中心がすでに埋まっているからだ。

逆に、仕事がつまらない、趣味がない、自分に自信がない ——そういうとき、人生の中心に空洞ができる。その空洞に、恋愛がすっぽりとはまる。恋愛が人生の中心を占めるから、頭の中も心の中も彼でいっぱいになる。

恋愛脳の正体は、恋愛への感受性の高さではない。自分の人生の中心が、自分で埋まっていないことだ。

✦ ✦ ✦

だから、恋愛脳を「直す」方法は、恋愛を遠ざけることではない。

恋愛以外の自分の世界を育てることだ。

難しいことではない。自分が「ちょっと好きだな」と思えるものを、一つだけ持っておくこと。

通勤中に聴くプレイリスト。

週末に行くカフェ。

寝る前の読書の時間。

それが「私の時間」として機能し始めると、恋愛が人生の全面を覆い尽くさなくなる。

恋愛は人生の一部であって、人生そのものではない。

そう言うと「恋愛を軽視している」と聞こえるかもしれないが、むしろ逆だ。恋愛が人生の一部として適切な位置に収まったとき、はじめて恋愛を楽しめるようになる。全体重を預けていないから、安心して寄りかかれる。

✦ ✦ ✦

「恋愛脳」になる自分を嫌わなくていい。

それは、あなたが誰かを本気で好きになれる証拠でもある。

ただ、次に「また恋愛脳になってるな」と気づいたら、一つだけ自分に聞いてみてほしい。

「最近、自分のためだけにしたことは何だろう」

答えがすぐに出てこないなら、今日一つだけ、自分のためだけに何かをする。彼のためでなく、彼に報告するためでもなく、ただ自分が心地よいと思えることを。

その一つが、人生の中心に「自分」を少しだけ取り戻す練習になる。

PRIELLE編集部

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