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マインドセット STEP3

「自己満足」という言葉が、悪い意味じゃなくなった日

「自己満足」という言葉が、悪い意味じゃなくなった日

「自己満足」という言葉に、ずっとマイナスのイメージを持っていた。

「それって自己満足じゃない?」と言われたら、軽い批判だ。「独りよがり」「他人の役に立っていない」「自分のことしか考えていない」。そういう意味で使われることが多かった。

だから、自分の中で「自己満足」と感じる行動を、どこかで恥ずかしく思っていた。誰かのためじゃなく、自分のためにだけ何かをすることに、罪悪感があった。

ある日、「自己満足」という言葉が、いつもと違う響きで耳に届いた。

「自分が自分に満足できる」。文字どおりに読むと、これはむしろ、すごく健全なことではないか?

人に依存せず、他人の評価に頼らず、自分で自分を満たせる。それを「自己満足」と呼ぶなら、自己満足できる人は、いちばん自立した人じゃないか。

その日から、「自己満足」が、私の中で、悪い言葉じゃなくなった。


なぜ「自己満足」は、悪い意味で使われてきたのか

「自己満足」が、なぜ世の中でマイナスの意味を持つようになったのか、考えてみる。

たぶん、こういう文脈で使われてきたからだ。「あなたのその行動は、相手のためじゃなく、自分が満足したいだけでしょう」「それは独りよがりで、誰の役にも立たない」。

確かに、相手のためと言いながら自分の満足を押しつける、というケースはある。「親切心」を装いながら、自分が褒められたいだけ、というパターン。これは確かに、批判されるべき「自己満足」だ。

でも、いつのまにか、その文脈が拡大解釈されて、「自分のために何かをすること」全般が、なんとなく後ろめたいものとして扱われるようになった。

自分のためにお金を使う = わがまま。

自分のために時間を使う = 自己中心的。

自分のために頑張る = 利己的。

「自分のため」という言葉が、ネガティブな響きを持つ社会ができあがった。

特に、女性は、「人のために」を求められる場面が多い。家族のため、職場のため、誰かのため。「自分のため」を優先することに、罪悪感を感じやすい構造になっている。

だから、「自己満足」という言葉を、自分に向けるのが恥ずかしい。「私、自分のために頑張ってます」と言うことに、後ろめたさを感じる。


「自己満足できる」は、自立の証

でも、「自己満足」を、本来の意味で考え直してみる。

自己満足 = 自分が、自分に、満足している状態

これは、すごく健全な状態じゃないか。誰かに「あなたはいい」と言ってもらわなくても、自分で自分のことをいいと思える。誰かに認められなくても、自分が自分を認めている。

逆に、「自己満足できない」状態を考えてみる。それは、自分の満足を、いつも他人に握らせている状態だ。誰かに褒められないと、満足できない。誰かに認められないと、価値を感じられない。誰かに必要とされないと、生きている意味がわからない。

これは、依存だ。自分の機嫌、自分の価値、自分の満足を、全部、他人にコントロールされている。

「自己満足できる人」は、その逆だ。他人の評価がなくても、自分で自分を満たせる。一人の夜も、誰にも会わない休日も、自分で自分を機嫌よくできる。これほど自立した状態は、ない。

そして、自己満足できる人は、人にも優しくなれる。なぜなら、自分が満たされているから、相手に何かを求めない。他人を、自分を満たす道具にしない。対等な関係を、自然に作れる。

自己満足は、独りよがりとは正反対だ。自己満足できる人ほど、人と健全な関係を結べる


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「自己満足」という言葉を、もう一度、自分の中で定義し直してみる。

それは「独りよがり」じゃない。「他人を無視する」ことでもない。

「自分のことを、自分で満たせる」状態

そう捉え直したとき、自己満足できる自分を、誇っていい。

自分のためにお金を使ったとき、「自己満足だな」と思えたら、それは罪悪感じゃなく、肯定だ。「私は、自分のために満足できる人間だ」と。

自分のために時間を取ったとき、「自己満足だな」と思えたら、それも肯定だ。「私は、自分の人生を、自分で満たせる人間だ」と。

「自己満足、いいじゃないか」

自分のことを、自分で満たせる。それより健全な状態は、たぶん、ない。

そして、自己満足できるあなたは、いつのまにか、人にも優しくできる人になっている。自分を満たしている人だけが、人に何かを与えられる。空っぽの器からは、何も注げない。

「自己満足」は、悪い言葉じゃない。あなたが、これから自分を満たしていくための、いちばん大切な言葉だ。

PRIELLE編集部

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